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意味に彩られた世界 その1

  • Shogo
  • 2024年11月30日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年12月19日

私はものに心を動かされることや、それを表現することの意味を調べている。そのなかで、心理学の研究の大転換について知った。従来の心理学は、脳を情報処理装置、そして身体を出力装置として扱う、いわゆる「行動主義心理学」が主流だった。そこでは、心は科学が扱う問題ではない、あるいは存在しないものと考えられていた。それではなぜ私たちの中に心が生まれ、行動することで現実に干渉することができるのだろう?心はどのように物理的世界に意味を見出すのか?近年では、認知科学の研究者がこれまでのアプローチの問題を見直し、心の問題に挑もうとしている。例えば前回の記事で、感情が理性的判断に必要であるという考え方を紹介した。


私は心理学や脳科学の専門家ではないからこの分野のことを、正確に理解できるわけではない。しかし、分子生物学や細胞生物学の最前線の研究をしてきた経験から、こうした大転換に近いことは、さまざまな生命科学の分野で始まっていると言える。



参考資料:心と現実 私と世界をつなぐプロジェクションの認知科学 鈴木宏明 川合信幸 幻冬舎新書

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Shogo Takatani

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